『星飛雄馬と伴宙太の物語がスタート』
花形の活躍で、野球部の１年生も実力次第では
レギュラーに選ばれる事となった。

そして、物語は青雲学園の星飛雄馬の方へシフトする。

伴宙太との出会い。

この作品だと、飛雄馬は、ただのワガママＢＯＹにしか見えず
花形の方が真っ当な青年に見える。

原作の「巨人の星」の方では、真逆に見えていたハズなのに。

やはり片方だけを見るのではなく
両方の目から見た方が物語は面白い。

伴の平手打ちのシーンで
左ページが手のＵＰだけで
それをめくると、見開きで平手打ち命中というコマ割が素晴らしい。
読者がページをめくる動きと
平手打ちの動きが同じ動きになるように
ページ配置が計算されている。

最近、こういう凝ったコマ割をするマンガ家さんが
少なくなり、レベル低下をひしひしと感じる中、
この作者のコマ割のこだわりは称賛に値する。

飛雄馬が外野から返球をするくだりのコマ割も素晴らしい。

ただ、飛雄馬 編に入ってから
話がさっぱり進まない印象があるので、そこはどうでしょう・・・。